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ごとくをみがく

パート2

秋の食欲、そしてげーじゅつ

文学極道 日常

  

さいきんは食欲の秋ということで、お腹が空いてたまりません。

たくさん食べるでござーる。

なんとなく思い立って文学極道2016年08月投稿作の中から食欲をそそってくれた3編への感想をしたためて、げーじゅつの秋ということにしたいと思います。

 

http://bungoku.jp/ebbs/log.cgi?file=484;uniqid=20160801_776_8999p#20160801_776_8999p

『カップ麺』湯煙

カップ麺にお湯を注いで待つ人びとの描写から始まり、有名すぎる事件、開発者まで出てきて、最後は宇宙に飛び立つ、コマーシャルのような作品です。しかし最後まで商品名には触れない、頑なに触れない。

>インスタントの代名詞

という一文がじわじわと効いてくる、読み終わるまでに脳裡にはあの6つのアルファベットが浮かぶ、お腹のすく作品でした。

2連目の組織a/組織bとしたところがあくまでも主役はカップ麺なのだと感じさせて興味深かったところです。

 

http://bungoku.jp/ebbs/log.cgi?file=484;uniqid=20160802_808_9002p#20160802_808_9002p

『火星ジュース』蛾兆ボルカ

>信じたまえ

という囁きに導かれてとりあえず信じる姿勢で読んでいると

>それはわたしが火星人だからです

などと言い出す作中主体。

>火星にいるもっとも単純な構造の生物は、地球のミミズに似ていますが

スティーブン・セガールは日本で言うところの小沢仁志、と言う感じで地球人(読み手)をエスコートしてくれます。

>信じたまえ

の連打はさながら宇宙からのお告げのよう。信じたからとて、信じなかったからとて、異文化に対しては『存在している(かもしれない)』と扱う他ありません。

農作物の部分は、地球と仮定して情景を思い描いてもすこしふしぎで、とてもすてきでした。

反重力の世界の畑ってどうなってるのか、ミミズ的な火星人が地下で(地球でいうところの)上に向かって畑を耕しているところを想像すると健気で泣けてきましたね。

 

http://bungoku.jp/ebbs/log.cgi?file=485;uniqid=20160806_076_9013p#20160806_076_9013p

『カレーの庶民』atsuchan69

カレーのレシピ詩かな?  と思えば妻の持つ

>強い確信

を折り返し地点にして全てが信じられなくなって行く詩でした。

次々に否定されて行くのが何故か心地よく、

>台風

>東京タワーにモスラが繭を作ったという

虚実の入れ替わりにはもう何が嘘だかわからなくなる、それは確かに快感なのでした。

作者さんからお供に添えられてたurlは速度制限が解除したら開いてみます。

 

以上でやんすー。

秋っぽくなったかな?

 

文学極道はその成立や名前から組長や切込隊長がいるって昔は思ってたんですけど、違うみたい。

人類共通の法があるとすれば、時間、そして生死。

文学極道に法律があるとしたら読者、読み手が神であるということなんじゃ無いかなって、さいきんは思うんですよ。

考え途中ですけど、現時点ではそういう考えを基にしています。

これはわたし個人の思索の一部だから、個々の作品や全体に繋げるようなうっかりはしないように気をつけて参ります。(自戒)学ぶべき、個々人の重層的な関係性や積み重なった議論の多い場所でもありますからね。